不良な彼と恋の契約
「なんか、サクランボみたい。
あんた達」
はあ?
俺達が、サクランボ?
本郷の言ってる意味が、よく分からない。
だけど、なんとなくだけど分かる気がするんだ。
真ん中にある支えが、想でーー二つのサクランボが俺達。
天秤にかけられてるなんて、思わないけどーー。
お互いにサクランボ同士が、ぶつかって側にいるサクランボを弾く。
まるで、ケンカしてるみたいに思えて仕方なかった。
「なんとなくだけど、わかるよ」
白牙の総長である輝とは、近所に住む同い年の腐れ縁。
小さな時から知ってる。
ユリのことは、計算外だったけどね。
まさか、妹で、深い関係にあるなんて。
それが、久しぶりに再会してあったらーー 一緒に住むことになった。
「あ、輝くんの部屋案内するね。
こっち」
場の雰囲気か、斗真が輝と席を立つ。
「あ、輝くんっ。あのねっ」
なんで、想までーーっ。
直感だけど、この先ーー想を奪われてしまいそうな気がするんだ。
想の後ろ姿を眺め、ため息を吐き出した。
あんた達」
はあ?
俺達が、サクランボ?
本郷の言ってる意味が、よく分からない。
だけど、なんとなくだけど分かる気がするんだ。
真ん中にある支えが、想でーー二つのサクランボが俺達。
天秤にかけられてるなんて、思わないけどーー。
お互いにサクランボ同士が、ぶつかって側にいるサクランボを弾く。
まるで、ケンカしてるみたいに思えて仕方なかった。
「なんとなくだけど、わかるよ」
白牙の総長である輝とは、近所に住む同い年の腐れ縁。
小さな時から知ってる。
ユリのことは、計算外だったけどね。
まさか、妹で、深い関係にあるなんて。
それが、久しぶりに再会してあったらーー 一緒に住むことになった。
「あ、輝くんの部屋案内するね。
こっち」
場の雰囲気か、斗真が輝と席を立つ。
「あ、輝くんっ。あのねっ」
なんで、想までーーっ。
直感だけど、この先ーー想を奪われてしまいそうな気がするんだ。
想の後ろ姿を眺め、ため息を吐き出した。