不良な彼と恋の契約
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「いやー、もうすぐ引っ越しセンター来るな!」

ウキウキな類をみては、底知れぬ不安が押し寄せる。

「想、不安そうだったぞ。
あんまり、浮かれるなよ!」

想の不安な顔が、浮かぶ。

「仕方ないじゃん。
こうまでしなきゃ、想ちゃんの側に居れなかったんだ」

自宅前。

それってーーマジ惚れなんじゃないか?

俺は、類を見つめた。

「本気なのか?」








「本気だよ。
だから、ゴッコのお前がスゲーむかつくんだよ」



類が、俺を睨んだ。


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