不良な彼と恋の契約
「嫌だから、俺がいるからいーて「はい、これ。
俺の番号」
いつ、用意したのかノートの切れ端に書かれた携帯番号。
なんだか、随分用意がいいな。
キンコーンカーコン。
あ、本鈴。
遠くで鳴る本鈴の鐘。
「あっ、はい。
失礼します!着替えなきゃ」
バタバタと逃げる様に、走る小さな想。
後を追う様に仁が追いかけていく。
その後ろを追いかける様に、志貴が見ていた。
感情の分からない目で見てる志貴。
本当、何考えてるか分からない奴。
「なあ、本当に想ちゃん守るんだよね。
志貴、女の子嫌いなのに珍しいね!」
復活した真一は、ニヤリと笑っている。
「ああ、ずっと会いたかったからーー」
はあ?
会いたかった?
俺は、志貴を見た。
何を言えば良かったのかーー分からない。
「名前だけが、ずっと一人歩きしてたから。
どんな子かーー会って見たかったんだ」
そう、愛しいモノの様にーー語る志貴に
戸惑う俺がいた。
*輝side終わり*
俺の番号」
いつ、用意したのかノートの切れ端に書かれた携帯番号。
なんだか、随分用意がいいな。
キンコーンカーコン。
あ、本鈴。
遠くで鳴る本鈴の鐘。
「あっ、はい。
失礼します!着替えなきゃ」
バタバタと逃げる様に、走る小さな想。
後を追う様に仁が追いかけていく。
その後ろを追いかける様に、志貴が見ていた。
感情の分からない目で見てる志貴。
本当、何考えてるか分からない奴。
「なあ、本当に想ちゃん守るんだよね。
志貴、女の子嫌いなのに珍しいね!」
復活した真一は、ニヤリと笑っている。
「ああ、ずっと会いたかったからーー」
はあ?
会いたかった?
俺は、志貴を見た。
何を言えば良かったのかーー分からない。
「名前だけが、ずっと一人歩きしてたから。
どんな子かーー会って見たかったんだ」
そう、愛しいモノの様にーー語る志貴に
戸惑う俺がいた。
*輝side終わり*