不良な彼と恋の契約
「仁くんっ、あのこれはーーただ話してただけでっ」


なんで、そんな必死に言い訳してんの。

想をちらっと見た。
もしかしてーー。


仁と想はーーーー


「想、"彼氏"が誰か教えてあげなきゃダメかな?」



やっぱりーー。



ーーーーっ。

悔しい。


「あ、あのね仁くんっ!?」

堪らない悔しさが沸き起こり、抱き寄せた。

想は俺の腕の中ーー。

戸惑うパチクリした瞳。

「な、離せよ!!!」

仁の怒りが目に見えてわかった。













「仁っ、お前には渡さねーから」


.










予感がする。

最強のライバルになる予感がーー。



*志貴side終わり*



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