不良な彼と恋の契約
ーーーーーーーーーー*仁side*


同じ教室にいるアイツ。

同じ空間にいるだけでも、無性に腹立つ。

回ってきた白い紙。
「「はあ!?なんだこれ!!」」


思わず出した声は、志貴と被る。

だってーーっ、隣の学校との旅行計画とか、、
また一波乱起きそうな予感だ。


けど開催日は、七月。
とりあえず一ヶ月は、イベントらしいイベントはない。







ない、筈だったのにーーーー















ザワザワ。ザワザワ。














「なんか、ドキドキするね。
輝くんの学校に行くのっ」





隣の想。
少しだけ不安そうだ。


なんでこんなことに、なったのか。
それはーー担任の一言。



"来週は、隣の学校の奴らに会いに行く予定だから"

もちろん、ブーイングの嵐。

だけど、担任はーーニヤリ、と笑い。


"班は、隣の学校の奴らとも同じ班にするからな。
良さそうな奴、見つけて来いよ!
健闘を祈る!"ーー!!


おい、健闘を祈るってテメーは行かねーのかよ。

"大丈夫だ"。

そう、ニカッと笑うだけ。


そしてその日はすぐに来た。



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