不良な彼と恋の契約
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「あれ?
志貴くん?」

なんだろう。
深刻な顔して、どこか遠くを見ている志貴くん。
なんだか、話ずらそうでーー
どうしょうか悩んでいた。




「あーいたいた志貴!!
お前迷子になるなよ!
放送呼びそうになったわ!」

聞いたことのある声が、聞こえた方を見たら輝くん。


側に、真一くんもいた。

「想、あれってさあ。
嫌な予感しかしないんだけど」

私達は、顔を見合わせた。

知らない振りをしょうと、そっと歩き始めた!






「あ!!

ヒカリちゃん、想ちゃん偶然だね!

どこ行くの?
一緒に、遊ぼう!」


真一くんーー。

貴方は確信犯ですか。
絶対、絶対気付いていたね。

私とヒカリちゃんの足を止めるのは、簡単で。
側にいる相沢くん、仁くんは嫌そうに顔を歪めた。


会ってしまった、呼ばれてしまった。

近づくしか無かった。

「こ、こんにちは皆で買い物?」


少しぎこちないかな、私。

「あー、沖縄旅行の買い物。
楽しみだな、想っ」

輝くんは、憂いを帯びた表情。

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