不良な彼と恋の契約
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「久しぶりだな、樹さんの家。
樹さんにも、美和さんにも挨拶させてーー」


あれ?想って一人暮らしじゃ、なかったか?

そう、斗真は家の中に入ると、一つの部屋に入って行く。

俺達も、続け様に入ろうとした。
だけどーー。

「君達には、関係ないよね。
樹さんも、美和さんも知らないんだからーー」

キツく言われた。

「いいよ、斗真さん。
私の大切な人達を、両親に紹介したい」

想の言葉に、おし黙る斗真を睨んだ。

コイツ、マジ嫌いだわ。
開けられたドア。

部屋の中には、誰もいない。







「お母さんーー。

お父さんーー。




お兄ちゃんーーーー。
帰って来たよ」










あれはーーーー。






仏壇に飾られた、写真立てがーー3つ。


想の家族ってーー





「私の家族だよ」



君の声が、震えてた。




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