不良な彼と恋の契約
隣。

グラウンド前。
居る。
ワラワラいる。

みんな引いてるよ。

リナちゃん?
やっぱり顔赤い。
どうしたのかな?

「あ、いたいた想っ」

あれ?輝くん、真一くんは分かるけどーー
横には、志貴くん。

って言うか、なぜここにーー。

「志貴、お前そっち居たの?
どうした?」

仁くんの言いたいこと、分かる。
明らかに、隣の学校の玄関から来たよね。

「ちょっと俺らに相談がねっいたっ!!」

真一くん、ニヤリ、と笑いーー側にいた志貴くんが、真一くんの足を思い切り踏むんだ。

「志貴くん、どうかした?」

私は不思議に首を傾げた。

「いやーー、リナは?」
リナちゃん?
ちらっとリナちゃん見たら、あれ?いない。

「ねえ、ヒカリちゃん。
リナちゃんは?」

私は側にいるヒカリちゃん聞いた。

「えっ、居ないの?まさか、校舎に入っちゃったなんてことはーー」


私達は、先生に聞いてみた。




「あーーー、片瀬なら、頭痛い言うから保健室で薬貰って来いって行かせたけど」

え!!

この不良高校に一人で!?


「先生、こんな男ばっかのとこに女の子一人行かすってどういうことですか!?」

ヒカリちゃん、先生にめちゃくちゃ食ってかかってるよ。



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