不良な彼と恋の契約

三角関係傘みたいな関係。

ーーーーーーーーーー

本当に良かった。

「結局、俺だけかーー。
両想いになれないのはっ」


真一くん、ヒカリちゃんが好きなんだよね。

グラウンドの砂に、石で何かを描いてる。

ん?
覗き込むとーーーー


「何、ヒカリとの相合傘書いてんだよ!」

相沢くん!?

いつの間に!!

「いいじゃん、相合傘ぐらい。
気持ちが、狭いよ」

真一くん、かなり凹んでる。

「真一、楽しい旅行にしょうね!
あ、あたしも相合傘書いちゃお!」

真一くんの隣で、相合傘を書き始める。

なんだか大きな相合傘。

ん?

「真一もさあ、寂しいならこうすればいいんだよ!出来た!!」

相合傘は、相合傘なんだけどーー名前が3つ。

ヒカリちゃんと、相沢くんと、真一くん。


「ほら、これで寂しくないよ!」

いやいや、ヒカリちゃん。
これじゃ、相合傘と言うよりも、なんて言うか。



「これは、波乱万丈じゃね?
三角関係傘みたいになってんじゃん!!」

仁くん、笑ったら失礼だよ!

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