不良な彼と恋の契約
「ーーーーっ、何してんだよ!!
離れろよ!!」







「何言ってるわけ?
自分が言ったんだろ。
キスでもなんでもすりゃいいって。
あんたさあ、相合傘一つでヤキモチ妬いて
これから先、大丈夫なわけ?

言っとくけど、俺ヒカリちゃんにまじだから!

相沢にも、誰にもやらないからな!」


そして、真一くんはヒカリちゃんを、抱き締めた。


ヒカリちゃん、どうしていいか分からず泣いてる。


相沢くんーー。
ヒカリちゃんは、相沢くんが大好きなのに。



だから、泣いてるんだよ。



「ヒカリ、帰るぞっ」


強引にヒカリちゃんの腕を引く相沢くん。


「痛いっ、類、手痛いっ、離してっ!!」

泣いてるヒカリちゃん。
だけど、相沢くんの感情はーー止まらない。

払っても払っても、落ちない火の粉。





「離せよ、痛がってんだろ!」

真一くんも、黙っては居ない。
大好きな女の子が、泣いてるんだから。

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