不良な彼と恋の契約
「先生!!俺はヒカリとラブだし、仁は想ちゃん。
志貴はリナちゃん。別々の奴は勘弁してよ!!」

相沢くんが、先生に抗議した。


「ふむふむ、それで白城は本郷が好きで、真中は甘宮が好きとな。
メモメモ。」


突然メモし出す先生。
なんか、企んでそうで怖いよ。

このイベント合同旅行。
私の胸の中で広がるモヤモヤ。


「まあ、さすがに寝る部屋まで、男女混合とかないだろうし、今だけだしな」

相沢くんがそう言った時ーー
キラン、と先生の目が光った。

嫌なーー予感しかしない。


相沢くんの言ったことが、現実になりそうな予感がした。

そして、バスは駅に到着した。


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