不良な彼と恋の契約
初めての飛行機。
「好きな席でいいらしいし、どこにしょうかな」

ヒカリちゃん。

「そうだね」

リナちゃん。

私達の気持ちは決まっていた。

だけど自分から言い出せない。
三人でモジモジしているとーー。


「ヒカリ、来いよっ」




ヒカリちゃんが呼ばれた。

ニコニコしながら、相沢くんの隣。



「リナ、おいでっ」

志貴くんは、リナちゃんを呼んだ。
赤い顔したリナちゃん。
だけど、嬉しそうに志貴くんの側に行く。













「想っーー、俺の隣が特等席だろ。
俺から離れんなよ。
まあ、離さないけどっ」







私はやっぱり、仁くんがずっとずっと好き。


少し面白く無さそうな輝くんが、いた。



ヒカリちゃんを見てる真一くんがいた。

だけどーー今の私は、仁くんでいっぱい。

この先の不安も、何もかも吹き飛んでしまう。

私はーー仁くんの隣に座った。

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