不良な彼と恋の契約
「あーちなみに、リナちゃんも気をつけた方がいいよ?だってそうじゃん。
皆同じベッドで寝るってことはさあ、彼女がいる奴だってーー少しぐらいってなるじゃん!

俺なら、リナちゃんになんかしちゃうーーガタンッ」



それは、突然だった。


真一くんが、最後いいかけた言葉にーーーー志貴くんが真一くんの胸ぐらを掴んだ。





「いい加減にしろよ!!
リナになんかしたら、ぶっ飛ばすからな!!」





志貴くんの手が、震えてる。







その手を、リナちゃんが掴んだ。




「やめてっ、志貴くん!!
私、大丈夫だからーーっ」


きっと、大丈夫なんかじゃない。

そう言ったリナちゃんの声は、弱弱しく今にも消え入りそうだった。


志貴くんは、仕方なしに真一くんから手を離した。


ニヤリ、と笑う真一くん。



「想、夜楽しみだね」



輝くんが、ニヤリ、と笑った。

楽しみ?何が?

私達の関係が、少しずつ崩れてくーー。

不安に心が、震えた。


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