不良な彼と恋の契約
「真一も、きっと悪気は無かった。
ただ、輝と同じで出るに出れないし、きっと本郷を心配してる。


許すも許さないも本郷の意志に任せるけどーー
どうする?」



「出るに出れない?」

類が不思議に、聞いた言葉にーー。
ジャリ。


砂の音がした。





「ヒカリちゃん。

酷いことして、ごめんなさい。
俺、ヒカリちゃん好きだった。
でも、もういいや。

類には負けるから!
幸せにして貰って。
本当にごめんなさいっ!」



真一は、少し離れてーー本郷に謝った。




許すも許さないも、本郷次第だよ。





「真一、私怖かったし。
今も、少し怖い。
だけど、、友達としてはーー好きだったよ。

だから、友達のままで仲良くして欲しいの。
真一、好きだよっ。
嫌わないよ」


側で、少しだけ妬いてる類がいた。

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