不良な彼と恋の契約
「先生、ちょっと向こうに綺麗な女の子居ましたよ!」


類は、そんな手で嵐先生をおびき出しーーー


「何するんだよ!
落ち着け!!」




「うるせー!テメーが、おんなじ部屋にするからこうなったんだ。
一週間同じ部屋とか、俺らを殺す気か!」




なあ、類。

確かに一週間とか、酷だけどさあ。
何も、砂の中に生き埋めにしなくても、いいんじゃないかな。

一応、担任の先生だよ。


「志貴っ、どうすんのこれ!」

志貴ならきっと止めるかと思った。
だけどーー


「顔は出てるし、いいんじゃないかな。
コイツのせいで、リナが泣かされたんだ。
ちょっと入っててくださいね〜」

口調は、柔らかいけどーー。

殺気が、半端ない。
先生を生き埋めにしながら、俺達は陽が沈むまで遊んでいた。

*仁side終わり*

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