不良な彼と恋の契約

恋は、先手必勝!!

「バカだよな、好きなのに傷つけた。
嫉妬で、傷つけるとか本当バカだ」

気持ちが、沈む。
本当は、追いかけなきゃいけないのは俺だ。
なのに、、

チーーン。


はあ?
俺は類を見た。
小型な、鐘を持つ類がいた。

「類ーー。
お前何してんだよ」


類は鐘を持ち、ニヤリ、と笑った。
「見て見て100均で買った。
これで、仁の効果音は任せろ!」

なんだ、コイツ?
やっぱりアホ?

「はは、なんだそれっ」

だけどなんとなく、類は笑わせてくれたんだと、わかった。

少し、気持ちが晴れた。

よし!

「想に謝る。
ちゃんと言いに行くよ!行こうぜ!」
メソメソしてられない。
斗真に奪われるワケには行かない。
これからの生活に、想は欠かせない存在だ。

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