不良な彼と恋の契約
「あんま、警戒すんなよ!
いきなり取って食いやしねーよ。
逃げんなよ」

私は部屋の隅、に移動した。

「きゃっ!」

段差に、気づかず倒れた場所はーーフカフカのベッドの上。

急いで起き上がろうとするとーーーーーーギシ。

ベッドが軋む。


私は先生に、押し倒された形でいた。

先生ーー?

怖いっ。
先生が、怖い。

「先生ーー、離してっ」

怖い。

「俺、甘宮が好きなんだ」

先生ーーーー。

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