不良な彼と恋の契約
私は、先生を見つめた。

「私は、仁くんが好きです。
仁くんしか、見えません!
たとえ、先生が、本気でもーーーー私は「ククッ」


えっーー?
私、笑われてる?


「あははは、悪りい悪りい怖がらして。
そうだよな、佐伯は男前で不良だけど守ってくれるし、頼りになるよな。
そうだよなっ」



先生?
ガチャ。

「鍵開けたから、帰っていいぞっ。
悪い冗談して、悪かったなっ」


何もしてないのに、鍵が開くとかこの部屋高そう。

それより、先生の様子が変だ。

もしかして本当はーー。





「好きになってくれて、ありがとうございます!」


冗談なんかじゃないのが、わかった。

先生の背中が、寂しそうだった。

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