不良な彼と恋の契約
「あのね、輝くん。
後ろにーー「あ?後ろ?ーーひっ!?冗談だし」

あ、やっと気づいた。
「あはっ、二人共可笑しいっ」

私は二人のやり取りに笑った。


二人が、私を見て固まった。

ん?

何?


「想は、笑ってた方がいい」


仁くん?

「つか、想を笑顔にできる人で居たいよ俺っ」

やっぱり、嫉妬しても
仁くんは、仁くん。

私は、ニコリ、と微笑んだ。



それから、ジュースを買って貰い、私達は部屋に戻った。


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