不良な彼と恋の契約
*仁side*

なんだあれ。

俺は、志貴と類を見た。
類はガックリ肩を落とし、ソファに項垂れてる。
志貴は、感情が読み取れない。

「見に行かないの?」

真一。
気付かなかった。
ベッドに横になってる真一。

沖縄のパンフレットを眺めている。

「だってさあ、来るなって」

類が、ソファに顔を埋めてる。
かなり、落ち込んでるな。

「あの三人可愛いから目立つよ。
不良達に、囲まれてるかも!」

ガタン!!!

輝の言葉にさすがに、立ち上がった。

澄ました志貴もだ。

「行くか。
みつからない程度に!」

志貴やっぱ気になるんじゃん。

澄ました顔して内心落ち着かなかったのでは。

そして、俺らはーー売店を目指した。

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