不良な彼と恋の契約
「リナちゃん!!
離してくださいっ」

私は抵抗した。

「俺、この子達タイプ!!
早く、部屋連れてこうぜ!」


店員はいるのに、大柄な男達に震えただ見てるだけ。不利な状況にーーーギュ、と目を瞑った。




きっと仁くんなら、無理矢理こんなことしない。














きっとーーあ。









そうだよ、志貴くんも相沢くんも
無理矢理、こんなこと絶対にしない。




わかってしまった。



自分達の、モヤモヤが。











「バーカ。



大切だから、しないんだよ。
大切で、傷つけたくないから出来ないんだよ。
てめーらと一緒にすんなよ!」








知ってる声に振り向いたら、仁くんだった。




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