不良な彼と恋の契約
「だってラブラブしたいんだもん。
ごめんね!」

だけど、近くに真一くんいるのでは。
それは、気にしないんだろうな。
いる方が燃えるって人だからな。

全然気にしてない感じだ。

私はため息を吐き出した。

「輝、マジ寝る気?」

仁くん嫌そう。
「大丈夫!!
想の隣で、想を守ってあげるから!つか、ラブラブさせるか、阻止します!!」


輝くん、やる気出さないでください。
沖縄1日目の夜は、不安いっぱいな予感です。


「じゃあ、寝るかっ」


輝くん、イキイキしてるよ。
私は不安。
リナちゃんも不安そうだ。

「なあ、マジ輝寝る気?
リナ、不安そうだけどーー」


志貴くんナイス!


「大丈夫だよ、リナちゃんには何もしないから!」

「………」

それって、私にはなんかすると。
遠回しに言われた気がした。

「なんかしたら、刺すからな!」

物騒だよ、仁くん。

不安な中、電気を消した。


寝れない。

カチカチと、時計の針の音がやけに響く。

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