不良な彼と恋の契約
ギュ。


ーーーーーー!?


な、何をしてんの想は!!

裸で抱き着くとか。

「寂しいっ。
こっち向いてくれなきゃ、もっとぎゅーするっ」

なんつー、可愛い意地悪。

俺殺す気?
俺は仕方なしに前を向いた。


湯気の中でも、わかる想の可愛さにキュンとなる。

「これでいい?」


冷静に冷静に。

落ち着け俺よ。

「うん、ありがとうっ。
仁くん好きっ!」

ーーーー!!

こっちは、我慢してるのに、さっきから可愛いことばかり。

少しだけ、触れたい願望。

だけどまだ、付き合ったばかり。
キス止まりーー。

だけど今は、誰もいない二人っきり。

鍵はかけてある。

ちらっと、想を見た。
バスタオルは何もない。

濁る湯がなきゃ、理性を失うとこだ。

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