不良な彼と恋の契約
片瀬、そこで赤くなるなよ。

なんなんだ、こいつらは。
とりあえず向かったホール。
昨日のバイキングの和食&軽い洋食タイプだ。

見たところ、しつこさはない。

「美味そうだな、あれ?想?」






想が、、見えない。

そりゃたくさん人いるけど。

「ここちゃん、おはよ!
今日も可愛いね!」

「おはよ、ありがとう。
たっくん、これも美味しいよっ!」


たっくん?
あいつ、確かーーーーーー
記憶を辿る。

あー、今井龍樹だったかな。

一回、一緒に飯食べたな。

だけど今までは、たっくんなんて呼ばなかった。

いつから?
旅行で、仲良くなったわけ?
俺が知らなかっただけ?

不安ーーーー。
どうしても付きまとう不安。

好きだから。

大好きだから。
こんなに不安なんだ。


< 388 / 455 >

この作品をシェア

pagetop