不良な彼と恋の契約
ガタン!!!
二回目の乱暴に椅子を蹴る様に立ち上がったのは、、今井だった。


「ここちゃんっ!ーーっ、許さねーからな。
ここちゃん、泣かしたこと。
あんただけには、やらねーから!」



今井は、想を追いかけて行く。
行かなきゃいけないのは
俺。

泣かしたのも
俺。


「最低だ。
ヤキモチ妬いて挙句にひどいこと言って泣かした」


わかってる。
想は、悪くない。


悪いのは、俺だ。




「仁。
なら、謝ればいいんじゃないの?
あのままじゃ、奪われるよ?
いいの?

俺なら、絶対に
リナを離さないっ」



志貴ーー。



いつも照れる片瀬は、心配した様に見つめていた 。



追いかけて
追いかけて


もう少しで、追いつく瞬間ーーーー





今井に抱きしめられていた、想がいた。






< 393 / 455 >

この作品をシェア

pagetop