不良な彼と恋の契約
彼に夢中、ずっとーー好き。
「あはっ、あははは!
マジウケる。素直になれない二人に、意地悪した…だけだから。
ごめん、キスして。
じゃあね、お幸せにっ!」
たっくん?
たっくんの背中が、、少し寂しそうだった。
「想、もう離さないから。
覚悟しておいてよ!」
そう言い、仁くんは私を腕に閉じ込めた。
私達は、仲直りした。
「あ、そうだ!!」
ニヤリ、と笑った仁くんの意地悪な顔の後。
落ちてきた強引な唇に、、
息をするのも、必死で追いついた。
「仁くん、人前!!」.
恥ずかしい。
絶対、恥ずかしい!
「消毒だよ。
それとも、俺のもんって印付けとくか?」
え、印?
何それ。
私は分からず首を傾げた。
君の唇が近づいて、私の首筋に強く吸い付いた。