不良な彼と恋の契約
なんで、みんな、視線逸らすの?
私は、思わず仁くんをみた。
仁くんは、ニヤニヤしてる。

「仁、暗いからまああれだけどーー
キスマークはやり過ぎ」


キスマーク!?
志貴くんが気づいた様に、声をあげた。
私は思わず首を抑えた。

右?左?

分からないからとりあえず、ツインテールの髪を下ろそうとした手は、囚われて離さない。




「ダーメ、下ろさせないよ?

今井にキスされた罰だからっ」

仁くんは、そう可笑しそうに笑った。


意地悪だけどーーーー


「じゃあ、行こうぜ。
まあ、俺魚より、お前に夢中だけどな」


サラッとそんなこと口にして

私を真っ赤にさせる仁くんを
私は大好き!!


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