不良な彼と恋の契約
「凄いよね、想って先生までモノにするとかーー、ある意味小悪魔。
ある意味魔性だよね!」

そう、ヒカリちゃんは、笑うけどーー、私は笑えないよ。

私は、誰も誘惑してませんから。

「ヒカリちゃんだって、モテモテじゃん。
みんな見てるよっ。
相沢くんも、大変だね!!」

私だけが、魔性みたいな。
あり得ない。

「そうそれよ、気づかない小悪魔もいるから困るんだよね!彼女気づいてないからね!」




そう確かにヒカリちゃんってーー。







「ヒカリ!!あっちに、可愛いラッコ居たぞ!」



知らない人。だけどほんのり頰が赤い。


「え!見たいっ、ありがとうっ」


ニコリ、と笑うヒカリちゃん。



あれって素なんだよね。


相沢くん、顔怖いよ。
ヒカリちゃん気づいてない。



こんなこんなで、満喫した沖縄の水族館。


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