不良な彼と恋の契約
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知らなかった。
まさか、お姫様抱っこの理由が、
あんなことだったなんて……。


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「抱っこしてっ。
なんか今のキスで、腰抜けたみたいっ」


何、その可愛さ。

金髪のヒカリ もいいけどーー清楚な黒髪のヒカリ。

魅力、有り余り過ぎて心配。


「ヒカリ、まじそれ以上煽らないでよ。
キス以上のことしたくなるよっ」


昨日したのにーーーーみんながいる部屋でしたのに。

触れたくて仕方ない。

だけど、大事にもしたい。

ましてや、ムードのかけらもない場所で
ヒカリを抱きたくない。


「今は、我慢する。

まじ、好きだし。
大切にしたいっ」

俺は、ヒカリをお姫様抱っこした。


そして、みんなが待ってるであろう、場所に向かい歩き出した。



*類side終わり*


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