不良な彼と恋の契約
「想を、離せよ!」


仁くん、、私あなたが、分からない。



「嫌だね!
何が、縛られたくないだよ。
そんな軽い気持ちで想と居るなら、、
別れて俺にくれよ!」



輝くんーー。




いつだって、どんなに突き離しても
一途に私だけを想ってくれる輝くん。




私はいつだって、仁くんだけを
想ってるのにーーーー。




涙の溜まった瞳で、、仁くんを見上げた。














「違うよ。

今、、一年生で、始まったばかり。

進路も何も決まってない。
ただ、斗真に甘えて暮らしてるだけだろうが。

契約。
俺と付き合う契約したから、今一緒にいる。

だけどーーーー

結婚は、違うよな。

契約じゃない。

なあ、想。

俺との、恋の契約切っていい?」




えーーー?


あの日、偽りの恋の契約を結んだ。

それを、切る?



今はちゃんと付き合ってるのにーー意味が分からない。





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