不良な彼と恋の契約
「お前と、約束した恋の契約を
排除したい。


排除して、本当の彼女から
本当の嫁さんになってほしい。

まだ、少し遠い話だけどーーー、いつか俺との"結婚の約束"考えて欲しい。

悪かった。
言葉足らずで泣かしてごめんっ」


うん、知ってる。
不器用で。
言葉足らずで、不安にさせるし。
だけど、、やっぱりーー仁くんがいい。

私は、輝くんから、離れていく。

その手を輝くんが、掴んだ。


「行かないでっ」


弱々しい輝くんの声。

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