不良な彼と恋の契約
金髪で、ケンカ最強の不良なんて噂されてるけど、本当は、真面目で、いい奴。


「アイツが、仲間じゃなきゃいいのにな」


出た言葉は、本音で。
だけど、どうしようもない。

どんなに見た目を変えたって、仁には一ミリも勝てやしない。


だってーーーー
まず、想が仁にべた惚れだからだ。



「ちょい、街行って来るわ。
留守番頼むっ」


当てもない旅路に、意味なんかない。

ただ、1人になりたかった。


黄昏れたかった。


「分かりました!!
お気をつけて!」


何も知らない下っ端。

知るわけがない。
1人の女も落とせないガキだ。



俺は、路地裏ーーーー
ただひたすら、絡んできた奴らをボコボコにした。


「もう、勘弁してくれ。
悪かったっ!」


許さねー。絡んできて、やられたら命乞い。


ただ、、ひたすら許しを乞う奴を殴りつけた。


「輝くん!?

輝くんーー?」







なんでーーーー。







見つけないでよ。




なあ。




想ーーーーーーーー。




< 430 / 455 >

この作品をシェア

pagetop