不良な彼と恋の契約
「本当だよ。
大切な人が出来たからもう遊ばない。
ごめんーー」



彼女の目が見開かれた。



「何それーー。

じゃあ、あたしは?
あたし達付き合ってーーーー「いつ?
だって、俺ら友達だったし。
付き合ってないじゃん」


私はーーー彼女の気持ちが、少しだけわかる。
きっと…ずっと大好きだった。

きっと誰よりも、大好きだった。。

「キスしたくせにーーっ。
あたしだけが特別って思ってたのに、、類は「俺、わかったんだ。

好きだから傷つけたくない。
だから、出来なかった。
想ちゃんにはーー。
少ししか、近づけなくて、強引に出来なくて。
ごめんなーー。


好きな人が出来たーー。」

聞いてるだけで、悲しいーー。


私は、相沢くんを見た。
すぐ側で、彼女は震え泣いていた。
あんな強気な彼女が、いる足元が少し濡れている。

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