不良な彼と恋の契約
流れる曲に合わせてーー若干、奪い合いしつつダンスしてると困った顔の想ちゃん。
わかってる。
困らせてるのは、わかってる。
だけどーー、仁には渡したくない。
輪の中から、一人歩いてくる。
金髪の長い髪が揺れた。
想ちゃんの手が囚われてーー、想ちゃんは抱きしめられていた。
「ヒカリちゃん!!」
本郷ヒカリ。
ちょっと前まで色々あった。
今は良き友人だ。
「想が困ってる。
想の男役ならあたしがやるよ!」
「ちょっ、おいっ」
ヒカリは想を連れ去り、輪の中に入ると、手を握った。
「ヒカリちゃん、ありがとうっ!」
想ちゃんが笑ってる。
さっきまで、困った様に笑う彼女。
今は本気で楽しそうだ。
「ヒカリカッコイイ!
男前っ!」
ヒカリの仲間か。
輪の中から離れた俺は、ポツン、と置いてきぼり。
クスクス、と笑い声が聞こえて来る。
声が逃れたくて、輪から外れた。
今更、輪の中に入るなんてカッコ悪いこと出来ない。
「おい、お前ら輪の中入れっ」
先生の掛け声に、しぶしぶ輪の中に入る俺ら。
なんだか、カッコ悪い。
わかってる。
困らせてるのは、わかってる。
だけどーー、仁には渡したくない。
輪の中から、一人歩いてくる。
金髪の長い髪が揺れた。
想ちゃんの手が囚われてーー、想ちゃんは抱きしめられていた。
「ヒカリちゃん!!」
本郷ヒカリ。
ちょっと前まで色々あった。
今は良き友人だ。
「想が困ってる。
想の男役ならあたしがやるよ!」
「ちょっ、おいっ」
ヒカリは想を連れ去り、輪の中に入ると、手を握った。
「ヒカリちゃん、ありがとうっ!」
想ちゃんが笑ってる。
さっきまで、困った様に笑う彼女。
今は本気で楽しそうだ。
「ヒカリカッコイイ!
男前っ!」
ヒカリの仲間か。
輪の中から離れた俺は、ポツン、と置いてきぼり。
クスクス、と笑い声が聞こえて来る。
声が逃れたくて、輪から外れた。
今更、輪の中に入るなんてカッコ悪いこと出来ない。
「おい、お前ら輪の中入れっ」
先生の掛け声に、しぶしぶ輪の中に入る俺ら。
なんだか、カッコ悪い。