不良な彼と恋の契約
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*類side*
タクシーの中、見上げたら病室。
気になるのか、さっきから仁はスマホを睨みつけている。
「夕飯どうする?
コンビニ寄るか?」
「………」
ダメだ。
心ここに在らず、だ。
気になるのか、あの2人がーー。
まあ、わからない訳ではないけれどーー
一応、保護者だし。
まさか、病院でーーなんて、思わない。
タクシーから半ば強引に、仁を下ろしずっとスマホを睨みつけている仁を、引きずりながらコンビニへ。
「っで、なんにする?」
俺の言葉に我に返る仁が、辺りを見渡した。
「ここは、どこだ」
「あほ、コンビニ。
早く夕飯選べよ!」
仁は、頭を掻いた。
恥ずかしそうに、手にとった弁当。
"ココロ温まるハンバーグ弁当"。
「………」
ただただ沈黙。
心の中では、大爆笑だけど。
わかりやすい仁の頭ん中に、顔には出さないけれど爆笑して、徒歩を歩いた。
家まで5分。
*類side*
タクシーの中、見上げたら病室。
気になるのか、さっきから仁はスマホを睨みつけている。
「夕飯どうする?
コンビニ寄るか?」
「………」
ダメだ。
心ここに在らず、だ。
気になるのか、あの2人がーー。
まあ、わからない訳ではないけれどーー
一応、保護者だし。
まさか、病院でーーなんて、思わない。
タクシーから半ば強引に、仁を下ろしずっとスマホを睨みつけている仁を、引きずりながらコンビニへ。
「っで、なんにする?」
俺の言葉に我に返る仁が、辺りを見渡した。
「ここは、どこだ」
「あほ、コンビニ。
早く夕飯選べよ!」
仁は、頭を掻いた。
恥ずかしそうに、手にとった弁当。
"ココロ温まるハンバーグ弁当"。
「………」
ただただ沈黙。
心の中では、大爆笑だけど。
わかりやすい仁の頭ん中に、顔には出さないけれど爆笑して、徒歩を歩いた。
家まで5分。