明日を夢見た君へ
瞳に咲いた花の花びらは12枚。

医者の見立てでは散ると宜しくないそう。

でも散るとどうなるかもわからないと。

正直お手上げである。

戻ってきた彼女はケロリとしていた。

「なんか目が痒くても擦っちゃダメだって言われちゃった。」

「それはもう大前提だよ……」

「我慢できるかなぁ」

「我慢するんだよ」

彼女はいつもと変わらなかった。
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