明日を夢見た君へ
勉強に追いつけないのだ。

努力しても努力しても努力しても追いつけない。

それどころか引き離されていく。

僕は母に見限られる恐怖と焦燥感、できない自分への苛立ちに心が折れた。

学校はやめ、地元の学校へ転校し平凡な村人に徹した。

そんな僕が母は気に入らないのだ。

「うるさいな、ちゃんと考えてるよ。」

「親に向かってうるさいとは何!?第一、いつまでそんな格好してるつもりなの!?」
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