明日を夢見た君へ
「うるさい!!放っておいてくれ!!」

「待ちなさい!!██!!」

僕は階段をかけ昇る。

うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい

自分の理想から外れた子供なんていらないならなんで放っておいてくれないんだ!!

「僕だって……!好きでこんな格好……!!」

自然と涙が浮かんでくる。

僕の涙もいっそ花になって散らないか。

そんなことを考えてしまう。

僕は自分の部屋で声を殺して泣いた。

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