明日を夢見た君へ
ふと気がつくと空は明るみ始めていた。

(寝てたのか……)

僕は夜から泣き疲れて眠ってしまったようだ。

制服を着たまま眠ったためしわしわだ。

幸いにも休日だった。大した問題ではない。

(いつまでこんな格好……か。)

昨日母に言われた言葉が頭に過ぎる。

(いつまでもに決まってるだろ……?僕にはその義務がある。)

僕は制服をハンガーに吊し服を着替えまた彼女の元へ向かう。
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