明日を夢見た君へ
体が弱くここの病院に入院するためだとか。

「君は体が弱そうには見えないなぁ」

と僕が放った言葉に彼女が食いついてきた

「そう!自分も自分の体が弱いとは思わないのにやっぱりどこか悪いみたい。どこか教えて欲しいくらいだよ。」

うんざりした顔で話す彼女は不満が溜まっているみたいだ

「どこが悪いか知らないの?自分の体なのに?」

「うん。自分のどこが悪いかわからないのにもう何年も転院しては入院してる。馬鹿みたいな話でしょ?」

彼女は笑いながら言った。

僕には嘲笑に見えた。
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