ふれない ゆき(ショート バージョン)
「なぁこゆき」

「なによ」

「俺達付き合って2か月半だ」

「うんでなにまた、記念品交換でもするの 私は物とかいらないけどなぁ」

「いやさすがにこゆきが節約家なのは気づいたし 記念物交換じゃないよ」

さとしは今までSNSを懐かしい目でみているようだ

「なぁこゆき俺なんとなく気づいたが」

「なに」

「おまえ笑顔見せたことないよな」

たしかにいつからだろ小学生の頃は笑っていたような気がしたし

手芸部のころはひたすら布とにらめっこしてきずけばもぅ・・受験戦争中だ

さとしは急に私の手を握ってくる

「そのなぁ 俺達つきあってるよな?」

「うん そうでしょ いつもベンチ座って 土日もデートだよ」

「違う」

彼はさらにぎゅう~と私の手を握りしめている

彼の眼差しは怯えているかのように私をしっかり見つめ

彼の顏がなんかゆっり迫ってくる

私の心拍はなんか早くなってきたしさとし手も震えてるよ~

「いやぁあ~やめてよ~」

めったに大声上げない私の声が響く 手を払いのけた 

まるで光耀く青い閃光が広がり一瞬にして全身に氷ついた絶対零度はなったちまるで一瞬で冷凍されたように動かない



彼を放置して走って一人逃げるように自宅へ逃げていく

きずいてもれば さとしはないも言わず追いかけもしなかった。
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