ふれない ゆき(ショート バージョン)
3分ほど二人観察して意外とあっさりこっちに戻ってきた

「だめね~まだつれないかも」
残念そうな楓でなぜか安心するわたし
「まぁ まだチャンスあるしアタックするだけかも」

「さとしは私の彼なのぉあおおおお」
私はきりっとにらみ楓に怒った表情見せてしまう
初めて親友に見せた精いっぱいの怒り顔だった

「あぁ~この表情待ってたのこゆき怒るとこんな表情したの初めてにみたよ」

「なに、こんどは冷やかし」
まだわたしは顔を赤くしておこっていた。
なんだろうめちゃくちゃいらいらするし憎たらしぃ
「こゆき、さとしくんことちゃんと思ったか~あぁ残念」

楓の笑顔になにかハメられた気分だこの子
そうたぶんたんに聡と仲良くしたいわけではない

中途半端な私の気持ちをふるいにかけ確認したかっただけだ

「この策士め」
少し安心して落ち着いた顔みせ精いっぱいの笑顔の楓に冷たい目線をみつめた

「え、なんのことこゆきが置き去りしてるいらない宝箱確認しただけど」
「でっどうするの今すぐ仲直りできるような」

聡の方見るがなんかまだ体が重くなるし悪寒がまだする
わたしは一瞬聡の方みたが正面楓の顔に切り返す
首を横に振った

「どうするの~そんなことすると私より手慣れた女子は沢山アタックするけど」



考えた・・・・どうする?なんだろうなぁ
今じゃなく改めて違う場所がいい誰もいない状況で



「デートしたいかも」
わたしは楓に顏向けてつぶやく

「えぇでも今、話しかけられないでしょ あぁラインか」
なんか手軽な感じが今の気分に合わないのだ
「あれはなんか嫌かな そうだ手紙がいい」


「えぇひと昔の方法今さらやるの」



なんだろうな私なりのけじめだからだ覚悟と決断しなくちゃいけない
その理由で手紙でデートのお誘いするこに決めた
< 5 / 7 >

この作品をシェア

pagetop