スーツの君と制服の私
キーンコーンカーンコーン
学校のチャイムの音で目がさめる。
午後の授業の眠たさってマジでやばい。
あくびをしている私に駆け寄ってくる親友。
「あ!ノアまた寝てたでしょ?型がついてるよ。」
「え!マジ?」
鏡をバックから取り出してすぐに自分の顔を確認する。
「ほんとだ、バッチリ型ついてるわ…」
「どんま~い」
私、平本ノア17歳。
高校2年生だけど、学校なんてほぼ寝にきてるようなもの。
< 1 / 10 >