旦那様からのI LOVE YOU「 雪菜偏」
大夢との出合い。
「ま、まあ、お前の彼氏が羨ま
しいなハハ。
じゃあ気をつけろよ。」
去りゆくポリスさんの後ろ姿をし
ばらく見送った。
チツ「イケメンに弱かったのかよ。」
俺は踵を返しカラオケ店に入った。
雪菜は叉帽子を深くかぶり変装を
確かめ叉、木の陰で待つ。
まあ二時間はカラオケ店だろう。
あんなにハイエナがいたら,
すっぽヌケは流石に無かろうと
ファミレスを探し食事を取る。
ウウウさ、寒かった。ブルブル
アッチッチのピザが冷えた胃袋を
チーズと一緒に暖めてくれる。
暖かいミルクとチキンは絶妙な
ハーモニイですな。
Xmasソングが流る中、ふと気付ば
外はカップルだらけ‼
ファミレスもお客のピークは
過ぎていた。
スマ ホを確認するとまだ居酒屋を
指している。
しばらく、本を読み時間を潰す
そろそろ時間だ。
トイレを済ませて身支度を整えいざ
出陣!!
PM11:00
ファミレス、を出ると一気に寒さがこたえる。
急いでカラオケ店までダーッシュ‼
大夢に「課長ぉ~♡.課長ぉ~♡」
と女の子が寄りかかって来ている。
もう課長狙いのメス猫集団だ!!
皆様色々と作戦を立てて挑んだと
思われる大夢狙いの飲み会。
阻止せねば!!
奈津がタクシーを呼んでくれて
ポンポン、ポンポン、ニャンニャン
言う女の子を乗せる。
男達はもう一軒と誘って来るが
雪菜が寒い目にあつてるかと思うとそれ処じゃない。
最後のタクシーに奈津が乗りこみ
俺がドアを閉めようとしたとき奈津が早く乗ってと言った。
「別の車で帰るよ。」
そう言ったとき、雪菜の足音が聞こえた。
ハアハアはあはあ。
(どうするんだろう、慌てるかナ?)
少し興味があつたから、奈津と同じ車に乗った。
運転手さんは奈津から行き先を聞いていたらしく静かに走り出した。
少し気持ちよくなりウトウトした。
着いた場所はラブ、ホテル街だった。
「エー奈津流石にシャレに
なんないぞ!! 」
「相談があるの、二人きりじゃ
ないと‥」
「じゃあ話聞くだけな!!」
雪菜は、
慌ててタクシー呼んで追いかけた。
GPSはラブホテルを指していた。
「嘘!! ウソウソ≫≫嘘だああぁ。」
何回も何回も電話をかけた。
時間を置いて、また大夢に電話掛けてみる。電源が落としてあった。
がっくりと項垂れ
タクシーに乗り込んで来た道を帰る。
もう、もう遅い!
阻止出来なかった自分を責める。
一歩遅かった!
大夢が雌ライオンに食べられた。
ショックは大。
「なんで、なんでええぇ。」
涙とゆうものは決壊したらなかなか止まらない。
人目は気になるが後から後から目から湧き水のごとく沸いてくる。
一度の過ちなら‥
許してあげれる?
でも快感過ぎて、癖になったら‥
あのスタイル。
勝ち目は絶望的に 無い。
‥‥また引っ越し?
だから近くに住むのはいやだっ
たのに・・・
想像は膨らんで、もうあること無い事いやらしい事ばかりが浮かぶ。
SM?
、今頃縛られてバシバシぶたれて
んじゃ?とか目隠しされてんじゃ?
とか
裸にされて鎖で繋がれてんじゃ
ないか?とか
鼻水と涙とで顔がグチャグチャだ。
ホテルの部屋に入ると奈津が抱き
ついて来た。
「奈津どうしたんだよ。」
奈津は俺を抱きしめながら
「好きなの、
大学の頃からずっと‥
大夢が欲しい。♡♡」
俺は奈津の縋るように回された腕を
払い
「俺には彼女がいる。
愛してる彼女がいるんだっ‼。 」
「あの‥子豚ちゃん?」
「は!! お前なんつうた?子豚ちゃん?
は!! あり得んわ!なにそれ!!」
「お前がどんないい女か分かんない
ケド・・・
俺に雪菜は必要だ。帰るよ!!
お前も帰れ。」
奈津はまた飛びついてきた。
「大夢好き!好きなの、
大夢じゃないと
私‥。」
「カノぉジョがぁ
いるんだよってんだろうが💢
分かれよツ」!
俺は力いっぱい跳ね返した。