旦那様からのI LOVE YOU「 雪菜偏」
余りの凄さに、気後れしながら
溜めに溜めた答案用紙を出す。
ドサリと、テーブルに乗せると、
パサパサ パサパサ‥パ‥サ。
大夢の顔色がドンドン青くなった。
ドン‼と、鈍い音がすると
答案用紙がバサッとおちた。低い怒りの声で
「小3、までは上位だったな!」
ギロリ
「う、うん、大夢と勉強してたし、遊びが勉 強だ った‥し…‥。」
ジロリと凄みのある目で睨まれた。
「い、いいじゃん、部活あったし、」
「ハア~、お前部活が高校つれてく程上手いのか?」
呆れたと言わんばかりにまた
ハア~ツと深い溜め息をついた。
「ってか~なんか用事ィ?」
ダラダラギャル系できくと
ゴチンとゲンコツが飛んで来た。
«««イ、イテツ»»»»「何するん。」
「入試まで後一年しかないぞ,男とイチャイ チャしてる暇あんの、しかも俺とゆう男が有りながら!」
「谷中は友達だし!冗談 キツイ。
大夢とゆう男?なんじゃそら‥?
谷中は友達だってばぁ。」
「じゃあそうゆう事にしといて
やるよ。」
「大夢が家庭教すんの?
マジってか大夢も大学入試じゃん。
大丈夫なの?
落ちたら私のせいになるし
お断りしま~す。ってか塾いくし‥」
「俺、成績1.トップ。
お前が心配する事じゃない!!
お前自分の事考えろ。
クラスでドンケツ!ハ?
あり得んだろ。」
「だから谷中心配して来てくれるん
じゃん。 」
「谷中、谷中うるせーんだよ。
アイツの事、 好きなん?」
目を細めながらじっとみられ、
たじろいでしまう。
「ハ?ハ?ハ?、なにそれ?
友達だってば・・・」
ふと雪菜は思い出した。
そうだ、兄貴が妹に彼氏が出来るとケチをつけたくなると本に書いてあった。
父親が、彼を連れてきたときも・・・
ああ、そうかぁ、ピカッと
マメ電球マークが脳みその中で光る。
これだ!!。
「だっ、大丈夫、
雪菜は大夢が一番だし、
大夢の他に男なんていないし。
大夢が一番、一番だょ。
パパより。
だってほら、大夢とゆう男が有り
ながら変なことしないって!!
ママもいるじゃん。」
頭から湯気出して(💢怒)満載だった大夢の顔色がふと軟らかくなった。
洗濯で柔軟剤を使うか使わないか
ぐらいの違いだ。
コーラと、プリンをバックから出して食べろと言う。
遠慮なくプリンをパカッと開けて
食べてると
大夢の指が延びてきて唇に付いた
プリンをふき取り大夢の口にいれた。
そうそう大夢はいっもそうして
くれたっけ。
(本当に何でも一番がすきだよねー。)
心の中で半ば呆れながら
急に機嫌良くなった大夢を、
チョロイと雪菜は思つていた。
テヘツ。