旦那様からのI LOVE YOU「 雪菜偏」



「は!! 何だよ!DVか?
DVだ、DV。」

「大夢が悪いんじゃない!反省しろ!!。」

「ああそうかい(怒)そうだよ
おまえなんかより奴との、
約束が男のロマンだ。
俺はそのために勉強してきた。
悪いか!」

「そんな欲望があったんだぁー
   知らんかったワ」


怒りマックスでコーヒーカップを
ボンボンかたずける。
ガシャンガシャン、カップのぶち当たる音が響く。

「男は、勝負したいんだ。
そのためには、やれる事なら何でもやるよ。」

ギロリと睨まれ、又ムカつく。



「そっ!! じゃあ 私に構わず何でも
やりなよ。
取りあえずカップ洗っといて!!」

大夢のぶっ倒れたソファーをボコ蹴りする。怯みながら大夢もキレた。


「ああ、 逆玉に乗って夢かなえるよ お前知らないかもだけど業界じゃ
モテてモテて、社長級の娘から、
好き好き言われて困るんだよ。
まあ、逆玉なんかゴロゴロだ。
バーカ。

お前の出る幕ねーよ。

今度話来たら決めちゃおうかなぁ!!
そしたら、お前邪魔じゃん。
消えてくれるよな!」


 「え‥!! ‥邪魔なんかい!そこまで
    言うか?
普通?いわねーだろ!!」

ワナワナと怒りがこみ上げて来る。

し、しまった。売り言葉に買い
言葉だ!大夢は言い過ぎたと思い
取り繕うとするが…

「雪菜、あ‥今のは。」

「分かった!消えてあげる、夢叶えなよ バカたれ、お前タヒね!!
タヒね!! タヒね!!」


「は!! お前ドンだけお前につくしたか、オシメまで、変てやった
んだぞ。」


「頼んでねーし。しかもお返しはした。
 いちいち昔話すんなっ!!」

「お返し?」

「ヴァージンあげた。忘れたの?」

「ああ‥ああうん。そ、だったな。」

「じゃっ私帰る。もうくるか
ボケェ~」

本当に些細な喧嘩だった。
雪菜がしつこく、異常に怒る訳が
分かるのはずっとずっと後の
事だった。


「ああ、帰れ帰れ、謝るまでくんな!!
雪菜、荷物持って帰れ!!早く出てけ。謝っても、逆玉の後だ、出てくんな!!」


雪菜は紙バックに自分の荷物をか
たずけて大夢の背中をぶん殴り 
イテッ


「ふん、お前タヒね!!逆玉乗れ‥! 
一億、忘れんなよ💢」
そう捨て台詞を残しマンションを出
た。


後ろから
「ああ、そうするさ。顔見せるなよ 一億払うから、俺の逆玉邪魔するなよ。


わかったか(怒)≫≫≫~」

《《わかったわよ💢》》
雪菜は、ドアをボカッと蹴り上げ

《《キャッシュで持っちコイ💢》》

どかどかどかと靴音を激しくならし外に出た。
そのあとフンッ‼と鼻息荒く
大夢のマンションを睨み付けた。


«««もうくるかあ~≫≫≫≫
 別れてやるーっ≫≫≫≫≫


大声で叫んでやった。
















< 25 / 64 >

この作品をシェア

pagetop