旦那様からのI LOVE YOU「 雪菜偏」
「光寿郎! あのバス!!」🚌
「え!! ハ? バス?」
「今のバス?どこ行き?」
「えーっ!! 見てねーよ」
「運転、代われ!! 」
「無理言うな…!!Uターンで きねえって!!」
「早く!!」
「あぶねえって!! しかも もう見えねーよ。」
「何でこうタイミング合わないんだ。」
大夢は落ち込んで居た。
光寿郎は大夢が可哀想になり
「な!! 大夢、興信所使うか?
婆ちゃん詳しいからいいとこ紹介
してもらえ!! 」
「そだな。もう、オレ限界かも
しれん。」
結菜を迎えにいき乗せたかえり
助手席で結菜が
「もし‥もし駄目だったらユツキー
と合ってみない?
彼女も彼と別れて今辛いんだ。」
車内はシーンとなった。
それぞれの考えで誰も答えない。
焼き肉屋に入り
塩ネギ胆、上カルビー、ヒレ肉
豚トロを頼み、ソフトドリンクを
注文する。
大夢がトイレにたつと光寿郎は結菜に
キスして来た。
「ん~もう、ダ~メ。」
「大夢が、おちこんでっから
好きとも言えないんだから
いいだろ。」
「帰ってから!! さっきの話、だけど
どうかな?あの二人がくっついたら
楽しくない?」
「結菜・・・好みってのがある。
大夢はポッチャリ系が
好きなんだ、いつか、
大夢の彼女って
どんなんだろうって
何人かで付けてったんだ‥。」
「うんうん、どんな人だった?」
「明るくて、可愛くて
元気があって、‥‥
もててたな、ナンパされてたし 。」
「うんうん、‥で!! 」
「丸い。」
「う"ふっ、ゲホゲホ!!」
「だから、ユツキーじゃ
駄目!! 大夢の奴
めちゃくちゃ
ヤキモチ妬いてさぁ
彼女大変そうだった。」
「へぇ。」フーフー
カルビーうまっ。
「あいつ、彼女の前じゃあ
顔が揺るみっぱなしで
マジキモイ」ムシャッうまっ
「やはり興信所だね。」
「だなっ。!」
大夢は、ラブラブな二人を眺めながら、
ついこの間まで、俺も雪菜もあんなだったな。
興信所に世話になることを決めた
瞬間だった…。
謝って済む話しではないけど
俺は雪菜無しじゃだめだ。
肉の入ってないカレーだ!
麺が入ってないラーメンだ
豆腐のない冷や奴だ。
全部、全部雪菜だ!
麺も肉も豆腐も俺にとっては雪菜だ。