旦那様からのI LOVE YOU「 雪菜偏」
雪菜と話をしたが仕事を辞めて
東京に帰る話をしたら拒否られた。

「じゃあ又離れて暮らすのか
 俺は限界だよ。」

 「だって無理じゃん。
 みんな良くしてくれたのに
  今からが忙しくなるんだよ。
  それに‥今の仕事好きだし。」


「はあ?東京にもケーキ屋だって
 カフェだってある!」
大夢は一生懸命説得した。

   「な.が.さ.き.が好きなの!! 」
雪菜は譲らない。

「オレより?」

    「は?どこ比べてるの?」

「とにかく!!帰って来い!! 」
「は!! パワハラ?意味分か        んない。」

「ああ!!そうかい、そうかい。
 俺と離れて良いんだな…。」

「気持ちがあれば遠距離だって
   いいじゃん。
   今までだって大夢の事
   大好きだったし
   変わらないよ。」

「・・・そうか!!。」
      ムカッ

 大夢は、テーブルをバンと叩いて
「俺は何時も雪菜と居たいんだ。」

「‥だってここ凄く好きなの。」

いくら話しても堂々巡り
大夢は、頭をぐしゃぐしゃにかき
むしりイライラしていた。

「《《今日はもう帰る!!》》 」
背広を羽織りバックを持つと

    《《BAA-N》》》

と激しくドアを閉め
如何にも怒った顔で出て行った。

「うまく‥行かないなぁ!!」
    でも、
雪菜は自分の性癖にきずいてしま
った。ヤバいかもしれない。

大夢がイラついたり、落ちこんだ顔を見たとき心の中でスッキリしたりする。

「この感情ってナニ?自分が上に立ったような、変な感情。・・・
コレがS?」

エーエエッS?
認めたくないが大夢を虐めたい。
心から沸き上がってくる感情は
抑えれるんだろうか?

自分が怖い。

折角の休みに大夢は、
東京に帰ってしまった。

電話してみたが着拒になっていた。
仕方ない!
雪菜は大夢のマンションまで出かけてみた。
しかし鍵は替えられていた。
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