まだまだ。
月曜に

「週末は、醜態を晒して…………すみませんでした。」と頭を下げ

飲食代と週末に買ったお詫びのチョコレートの詰め合わせを差し出した。

「良いよ、私も楽しんだから。
それよりも、これは疲れてるからもらうね。
こっちはいい。奢る。
今度は奢って。」と言って、チョコレートだけ持って行った。

やっぱり、可愛いよりカッコいいよなぁ。

男前な海晴先生に見とれていたら

「あれ?惚れた??」とからかう悠人先生。

「いえ、僕が好きなのは………」

最後までは、口を塞がれて言えなかった。

「唯先生、おはよう。」

「あっ、唯先生…………おはようございます。」

危なく唯ちゃんに、僕の気持ちがバレるところだった。

危な!

あれっ??

悠人先生は僕の気持ちを知ってるのか??

焦ったけど、バレたならしょうがない。

開き直って歩き始めた僕に

「あまり唯先生を悩まさずにいてやって。
今、いっぱいだから………あの人。」って悠人先生に言われた。

確かに

初めての後輩にいっぱいの唯ちゃん。

新人の僕よりもテンパってる日もある。

「了解しました。」と笑顔で答えた。
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