姫は王となる。





「何もご存知ないのですね」

「!」


意識がハッとし、目の前に座るカイトに視線を向けた。


「そちらの護衛長は死ぬ覚悟で、この国を…花蘭女王様をお守りしようとしているのに」


「!?」




死ぬ…覚悟ー…


風が…






死ー…










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